介護業界で転職やキャリアアップを目指す方に役立つ、最新ニュースを5つご紹介します。現場の動向や制度の変化、注目の取り組みを押さえて、今後のキャリア形成にぜひお役立てください。
1. 訪問介護事業所の倒産が過去最多に
2025年上半期、訪問介護事業所の倒産件数が45件と過去最多を記録。倒産理由の約84%が「売上不振」で、介護報酬の減額や利用者数減少、ヘルパー不足など構造的な課題が背景にあります。今後も年間100件超のペースが続く可能性が高く、在宅ケアの基盤が揺らいでいます。
詳しくはこちら(東京商工リサーチ)
2. 介護職員等処遇改善加算が一本化
2025年4月から、3つの処遇改善加算制度が「介護職員等処遇改善加算」に一本化されました。加算率が引き上げられ、職場環境等要件も厳格化。生産性向上の取り組みが必須となり、現場には働き方改革が求められています。
制度の詳細(シルバー産業新聞)
3. 外国人材の訪問介護従事が解禁
2025年4月より、特定技能・技能実習生による訪問介護従事が解禁されました。外国人介護人材は4万人を超え、人手不足解消への期待が高まっています。今後は多様な人材確保がカギとなります。
関連ニュース(宮崎ヒューマンサービス)
4. 介護テクノロジーの導入が加速
パナソニックE&Cの「テレさんぽ」など、介護現場向けのロボットやICT機器の導入が進んでいます。業務効率化や生産性向上が喫緊の課題となり、2026年度には介護DXの本格運用が始まる見通しです。
テクノロジー最新動向(シルバー産業新聞)
5. 柴口里則会長、ケアマネジャーの処遇改善に注力
日本介護支援専門員協会の柴口里則会長が5期目に再任。ケアマネジャーの年収500万円実現を目指し、現場の待遇改善に向けた政策提言を強化しています。
会長インタビュー(介護ニュースJoint)
本日の最新ニュースをもとに、転職やキャリアアップを検討されている方は、今後の業界動向にご注目ください。
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